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自動車の自動走行における情報セキュリティがやばい!各社協力して対策へ

最近は人工知能の発展が目覚ましく自動走行が実現されるとあちらこちらで騒がれていますね.


さて,正直現状としてどこまで自動運転が現実味を帯びてきているのか気になっている方も多いのではないでしょうか?
そういったときは経済産業省の報告会を参照してみましょう.
ものづくり/情報/流通・サービス(METI/経済産業省)

こちらには様々な報告会の議事録等がまとめられており,国主導での通年の計画を知ることができます.
その中で「自動走行ビジネス検討会」なるものがあるのでこちらを参照しましょう.

今年度で一通りの区切りがつき今後の方針がまとめられています.
詳しい報告書もありますが,正直わかりやすくまとまれているこの要旨を見れば十分でしょう.
http://www.meti.go.jp/report/whitepaper/data/pdf/20170314001_1.pdf


これによると,2020年から高速道路・幹線道路でレベル3つまり条件付自動運転の実証実験がなされます!
条件付自動運転とは,

  • 限定された条件下でシステムが全ての運転タスクを実施する
  • システムの介入要求等に対して、予備対応時利用者が適切に応答することを期待

ことを言います.
一応は全自動にするけど,環境とかはこちらで特定の状態を作ってからするよーってことですね.

こうしてみると自動運転てだいぶきてますね!!


ただし,一般道を走るうえで現状何が一番問題となっているかというと,
自動車が事故を起こした際の責任をメーカーにするのか所有者にするのか,はたまたソフトウェア会社にするのか
という責任論問題です.
こうした問題を世論づくりから始めて,条約・法律を制定しなければなりません.
これが一番自動走行を実現するうえでネックになっています.


ただこれは時間をかけて政治力を誰かが発揮していけば解決できる問題ではあるのですが・・・

中長期的な目で見てやばい問題があります.

それが自動走行運転車両の情報セキュリティです.

SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)でも課題として挙がっているように
すでに(自動運転でない現代の)自動車の情報セキュリティの脆弱性が発見されています.

今でも自動車ってソフトウェアを大量に使っていて,一番大事なところではエンジン制御さえソフトウェア制御をバリバリに使っています.
また,いわゆるスマート化で渋滞情報の共有や各種車載機器がネットワークに接続されるようになり,ハッキング対象となる可能性が高まっています

もし自動運転中にハッキングされて車両が暴走したなんてなったら溜まったものじゃありませんよね.
どこかのSF映画みたいに大パニックになること間違いなしです.


こんな状況のため,各社(トヨタや日産等の日系の主要な自動車会社)10社がJAMA内に情報セキュリティに関する情報を共有するための討論会を今年度から設けるそうです!
これで有効な打開策が見つかり,セキュリティ対策が促進されればいいのですが・・


んでんで,もっと困ったことに
ソフトウェア人材が全然足りていません!!!!

現在,ソフトウェア人材に行く人数というのは概ね大学の情報学科や電気電子工学科等を卒業した方たちですが,
これが昔からほとんど増えていません.

しかし一方で,世の中はIoTだのスマホだの自動運転だのでソフトウェア人材への需要が急速に高まっています.
このままでは情報セキュリティ分野に行く人はますます少なくなり
仮に情報セキュリティ分野の人が急増したということは基幹のソフトウェアを作製する人が少なくなります.

もう八方塞がりです!


正直,ここまで需要が高まっている以上教育方針の見直し等を図るしかありません.
みなさん!
情報分野に進めばまず職には困りません!

特に今,中高生の人たち!!
文系なんかに進まないで情報分野に進みましょう!!
日本を支えてください.人が足りてないようです.


自動車業界はこれから人材確保のために情報会社の買収や提携が増えていきそうですね.
国はまじめにIoTや自動運転を目指すならこういった人材を増やす国策を打ち出す必要がありそうです.


まぁ情報分野に人が集まったら集まったで,他の分野で人が足りなくなりますが
人口減少している国はやっぱりつらいですな